Vol.6 新緑は明るめに
新緑の季節です。新緑は紅葉と違い時期が外れることがないので安心です。安心しすぎていると良い瞬間を逃してしまいます。雨などが降った後は、急に緑色が濃く見えることもあります。新緑の色は、黄緑色の時が美しく、うっかりすると緑色が濃くなってしまいます。撮影条件は曇りか小雨の日がきれいで、影ができないのでしっとりとした写真になります。新緑を撮るコツは、少し明るく写すことです。少し過ぎた濃い緑でも、明るく写すと新緑のように見えます。
◆ カメラ:キャノンEOS5D MarkII ◆ レンズ:EF200ミリ ◆ F値:F11 ◆ シャッタースピード:1/125秒 ◆ ISO感度:100 ◆ WB:くもり (2012年5月18日更新) |
小川清美先生と行くスイスアルプスツアー
小川清美先生の撮影会
小川清美(おがわきよみ)プロフィール
1949年東京杉並に生まれる。ガラス工芸デザインを経て、1980年に独立。1989年からスイスアルプスの撮影を本格的に始める。2008年5月コダックフォトサロンにて「移ろう季節スイスアルプス」の個展を開く。スイスアルプスの麓に住む猫の撮影も、5年ほど前から写し始める。旅行会社主催のスイスアルプスハイキングならびに、小川清美写真教室主催の個人旅行でガイドならびに写真講師をおこなう。
著書「スイスアルプスの旅」「スイスアルプスを撮る・やさしく学ぶ写真教室」(新潮社)、「スイスアルプスハイキング案内」「ヨーロッパアルプスハイキング3冊」「四季を楽しむスイスアルプスハイキング」(山と渓谷社)、「ねこ・スイスアルプスからの便り」(コダックフォトギャラリー)がある。