小川清美先生のWEB撮影教室

Vol.1 散り桜を写すタイミング

桜の写真は咲いているときよりも、散り始めから終わるまでが好きです。桜の花びらが散っている様子を写すには、強い風が時折吹く日がチャンスです。風は常時強く吹いていると、散る桜の量も多くありません。時々強く吹くことで、一度にたくさんの量が飛び散ることできれいな写真が写せるのです。撮影の条件ですが、花が散る背景は暗い所を選びます。そうすることで、白い花びらがよく目立ちます。そして望遠レンズを使い、シャッタースピードは500分の1秒ぐらいで写します。できるだけたくさん写すことです。

  カメラ:キャノンEOS5D MarkII
  レンズ:EF300ミリ
  F値:F8
  シャッタースピード:1/500秒
  ISO感度:400 
  WB:くもり

 (2012年4月13日更新)
散り桜

小川清美先生と行くスイスアルプスツアー

2012年9月24日(月)出発
ユングフラウ鉄道貸切ご来光列車に乗車〔ハイク初級〕
秋のヨーロッパアルプス3大名峰・黄葉ハイキング8日間(主催:クラブツーリズム)
2012年7月22日(日)出発
ゆっくりと歩き、やさしく写す。スイスアルプスハイキング10日間(主催:毎日旅行)

小川清美(おがわきよみ)プロフィール

写真家 小川清美

1949年東京杉並に生まれる。ガラス工芸デザインを経て、1980年に独立。1989年からスイスアルプスの撮影を本格的に始める。2008年5月コダックフォトサロンにて「移ろう季節スイスアルプス」の個展を開く。スイスアルプスの麓に住む猫の撮影も、5年ほど前から写し始める。旅行会社主催のスイスアルプスハイキングならびに、小川清美写真教室主催の個人旅行でガイドならびに写真講師をおこなう。

  著書「スイスアルプスの旅」「スイスアルプスを撮る・やさしく学ぶ写真教室」(新潮社)、「スイスアルプスハイキング案内」「ヨーロッパアルプスハイキング3冊」「四季を楽しむスイスアルプスハイキング」(山と渓谷社)、「ねこ・スイスアルプスからの便り」(コダックフォトギャラリー)がある。