Vol.5 花びらをぼかしてみる
京成バラ園での写真です。咲き始めたばかりの花を、中心部だけにピントを合わせます。花びらをボカす方法で撮影します。カメラの位置はやや真上から少しずれた方角から写します。使用するレンズは70ミリF2・8レンズに25㍉の厚みのある中間リングを装着して使用します。F値は開放の2・8で撮影します。三脚があれば固定できるので安心して撮影できますが、週末や混雑をしているときは手持ちでの撮影になります。ピントの合うところはわずかなので、丁寧にピントを合わせます。花びらは全部入れるのではなく、一部を切るとバランスのよい写真になります。
◆ カメラ:キャノンEOS5D MarkII ◆ レンズ:EF28ミリ~70ミリ (中間リングEF25使用) ◆ F値:F2.8 ◆ シャッタースピード:1/250秒 ◆ ISO感度:400 ◆ WB:くもり (2012年5月11日更新) |
小川清美先生と行くスイスアルプスツアー
小川清美先生の撮影会
小川清美(おがわきよみ)プロフィール
1949年東京杉並に生まれる。ガラス工芸デザインを経て、1980年に独立。1989年からスイスアルプスの撮影を本格的に始める。2008年5月コダックフォトサロンにて「移ろう季節スイスアルプス」の個展を開く。スイスアルプスの麓に住む猫の撮影も、5年ほど前から写し始める。旅行会社主催のスイスアルプスハイキングならびに、小川清美写真教室主催の個人旅行でガイドならびに写真講師をおこなう。
著書「スイスアルプスの旅」「スイスアルプスを撮る・やさしく学ぶ写真教室」(新潮社)、「スイスアルプスハイキング案内」「ヨーロッパアルプスハイキング3冊」「四季を楽しむスイスアルプスハイキング」(山と渓谷社)、「ねこ・スイスアルプスからの便り」(コダックフォトギャラリー)がある。